Ayurveda for moms #2 withコロナ時代にも大活躍!身近にあったアーユルヴェーダの知恵

こんにちは。
京都の平安神宮の近くで小さなサロン「クウヤタンギ」を営んでいます。
Ayurvedic life works planner のウオズミマイコです。

さて、京都も緊急事態宣言が解除され、街に少しずつ活気が戻ってきましたね。
もちろん、マスクを着用すること、人との適切な距離をとること、手洗いやうがい、手指の消毒など今までと同じように気をつけなければいけないですが、公園や動物園に家族でお出かけできることや、街に活気が戻りつつあることなど、心からホッとします。

さて、コラム2回目の今日のテーマは、
「withコロナ時代にも大活躍!身近にあったアーユルヴェーダの知恵」をご紹介したいなと思います。

“アーユルヴェーダ”というと、みなさんはどんなイメージを持ちますか?
「エステ?」「自然療法?」「ヨガみたいな感じ?」「哲学っぽくて難しそう」etc…
まだまだ日本では馴染のない言葉ですよね。

“アーユルヴェーダ”は、インドやスリランカで伝承されてきた「医療」ですが、現代医学のように起こった病気を治療することだけでなく、「病気にならないための日々の予防」に重きをおくことが特徴といえます。

“アーユルヴェーダ”が得意とするのは、「毒出し」と「免疫力アップ」です。

現代社会の生活は、不規則な生活習慣や、食品添加物、加工品の摂取が多くなり、知らず知らずのうちに体に毒を溜めてしまい、慢性的に疲れが取れない方や、原因のわからない小さな不調で悩んでいる方も多いと思います。

そこで、毒出しが得意な“アーユルヴェーダ”で、体の中に溜まってしまった老廃物を体外へと促し、体内のお掃除をすると効果的です。
冬の間大活躍したダウンジャケットも、春頃にはクリーニングに出しますよね。 体にも、定期的なクリーニングが必要なのです。

緊急事態宣言が解除されましたものの、ささいなことでは病院もなかなか行きづらいですよね。

そこでまずは、病気になりにくい体づくりが必要になります。

いまこそ、アーユルヴェーダの知恵を活用して、免疫力アップや体づくりにぜひ役立ててみてくださいね。

それでは、暮らしの中に当たり前のように馴染んでいる「あれ?これもアーユルヴェーダの知恵だったの?」をご紹介していきます!

お白湯を飲むこと

白湯(さゆ)は一番簡単で効果的な健康法です。
日本では一時期“冷えとり”がブームになったこともあり、美容研究家を中心に「お白湯で冷えを改善」といった本もたくさん出版されました。お水を沸かして飲むだけで、冷え性や便秘の改善、美肌効果、ダイエット、腰痛、生理痛の緩和など、嬉しい効果が目白押しの白湯ですが、その起源は“アーユルヴェーダ”だと記されています。

アーユルヴェーダでは、この世に存在する全てのもの(宇宙も、植物も、人間も、動物たちも)は、5つの元素からからなると考えられています。

その5つはそれぞれ、「空・風・火・水・土」だと考えられていて、この5つの元素がくっついたうちの

(1)空と風が優勢になった「風のエネルギー」をヴァータ(2)火と水が優勢になった「熱のエネルギー」をピッタ(3)水と土が優勢になった「水のエネルギー」をカパ・カファ(スリランカではセマと言います)

という3つのエネルギーに分けられます。
また、人の体も自然界と同じようにこの3つの要素で成り立っていると考えられています。

白湯は、(水)を(火)にかけることで温まり、そのうちに気泡(風)がうまれるため、上記3つのエネルギー要素が全て含まれることから、体を整えると考えられています。

朝、起きてすぐにお白湯を飲めば、腸内の動きも活発になり、排便もスムーズになりますし、腸内の環境が良くなれば、美肌効果も。

起きてすぐのコーヒーも「いい香り~」で美味しいのですが、朝の始めにはぜひお白湯を、少し胃腸が動き出してからコーヒーを召し上がってみてくださいね。

腹八分目がキーポイント!

日本人が病気に至る原因の多くは「食べすぎ」だということをご存じですか?

和食、洋食、イタリアン、中華、スパイスカレーなど、当たり前のように豊かな日本の食事。

自粛生活によって、多くの飲食店でテイクアウトのお弁当が提供されていることもあり、小さなお子さんがいてなかなか外食できなかったご家庭でも、テイクアウトを活用して、いろんな種類の料理を楽しむことも増えたのではないかと思います。

食卓を彩る毎日の食事は日々の楽しみではありますが、ここで大切なことは「食べすぎない」ということです。

世界でも、「Light suppers make long life.(軽めの夕食は長寿の源)」という言葉があるほど。

「腹八分目、医者いらず」という先人の言葉もありますが、毎度の食事で満腹まで食べず、ちょうど八分目くらいで終わらせておくことが、健康長寿の秘訣という意味だそうです。

アーユルヴェーダでも、各自の“消化力”に合わせて、食べすぎないことを大切にしています。

健康でしたら消化する力もあるので、食べた物は身体を構成する要素(リンパ液や、血液、筋肉、骨など)を生産し、不要なものは老廃物(尿、便、汗など)として体外に排出されます。

しかし、食べすぎはもちろん、深夜に脂っこいものや冷たいものの食べすぎ、体質に合わない食事や誤った生活習慣、はたまた心身のストレスやネガティブな感情までもが、胃腸の消化力を低下させてしまいます。

消化する力が低下すると、不要なものがうまく排出されず体内の毒素として蓄積されてしまうことに。毒素を溜め込んでしまうと、様々な不調・病気の原因となるだけでなく、老化現象を引き起こすこともわかってきています。

ついつい、子どもの残したものなどもったいなくて食べてしまうのですが、初めから少なめに作るなどの工夫をすることで、健康に長生きできて病気になりにくいということを、知っておいてほしいなと思います。

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-Yoga-

ヨガはみなさんご存じですよね?

本格的にはやったことがない方でも、スポーツジムや、妊婦時代に産院でのマタニティヨガ、赤ちゃんと参加できる産後ヨガなど。ここ10年くらいで身近になりましたが、実はヨガとアーユルヴェーダって姉妹のような関係なんです。

お互いに、その起源は古代インドのリシ(ヒマラヤ山脈の山奥で修行されていたとても賢い方々)たちがまとめた「ヴェーダ」という文献・知識集です。

ヨガも、アーユルヴェーダも、授かった生命を全うして“しあわせな人生”を目指すという目的は同じですが、そのアプローチが異なります。

アーユルヴェーダでは、身体的側面から治療医学として発展したこと、そして食事方法などを含む日々の暮らし方にクローズアップして予防医学として発展してきました。

一方ヨガは、「体をきれいに保つことや柔軟性」に注目されがちですが、本来はポーズ(調身)をとりながら、呼吸(調息)に集中し整え、自分の体と心の内側をみつめる瞑想(調心)、心を穏やかに保つことを目的としています。

呼吸を整え、体を緩めることで深く呼吸ができ、自律神経も整います。深層筋(インナーマッスル)を動かすことで、体温が上がり、血液循環や内臓の働きもアップ!結果的に免疫力も上がるといわれています。

現在は、オンラインで受講できるヨガクラスも増えていますね。 マイペースに自宅で集中できていいかも♪と思ったりしています。

まだまだある!アーユルヴェーダの知恵

ほかにもアーユルヴェーダには、
その土地のものを食べること。
旬の野菜を摂ること。
早寝早起きすること。
人を羨まないこと、嫉妬しないこと。etc…

現代社会でも十分に活用できる知恵が、本当にたっくさんあるのですよ。

今の社会で当たり前のように馴染んでいるけど、実は5000年も前から伝えられてきた古い知恵だったり、新しいとみせかけて実はすごく古かったり…。そのギャップが、学べば学ぶほどにおもしろいな~と感じています。

さて、次回は「おうちで簡単♫ 時短レシピ~スパイスクッキング~」をご紹介しますね。

この記事を書いた人
京都アーユルヴェーダサロン・クウヤタンギ
ウオズミマイコ

アーユルヴェーダでこころと体を整え
おもいをかたちに「私らしく生きる・働くをつくるサロン」
◆HP:https://www.kuyatangi.com
◆Instagram:@kuyatangi
◆オンラインショップhttps://ayurvedasalon-kuyatangi.amebaownd.com/pages/3753949/shop
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